2025.12.11

ダウ+497 48057 ナス+77 23654 先物+260 50860 日経-453 50148 グロース-14 653

◇東証大引け 日経平均は続落 FOMC通過で出尽くし、一時5万円割れ
 11日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比453円98銭(0.90%)安の5万0148円82銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定を受けた前日の米株高を引き継いだ買いが先行したが、次第に材料出尽くしとみた売りが優勢になった。ソフトバンクグループ(SBG)が急落したことも日経平均の押し下げ要因となった。下げ幅は600円あまりに達して節目の5万円を割り込む場面もあったが、その後は押し目買いも入ってやや下げ渋った。
米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いたFOMCでは0.25%の利下げが決まった。ただ、想定通りとの受け止めも多く、東京市場では米株高を好感した買いは続かず、持ち高調整の売りに押された。10日の米時間外取引では2025年9~11月期の決算を発表した米オラクルが急落した。オラクルと協力関係にあるソフトバンクGが大幅安となり、1銘柄で日経平均を280円あまり押し下げた。
後場寄り付き直後に日経平均が5万円を割り込むなど売り圧力が強まったことについて、市場では「日本時間11日午後の取引で代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインが下落し、節目の9万ドルを割り込んだことで投資家心理が悪化し、米株価指数先物が一段安となった」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘があった。これまで日経平均先物を一方的に買い進めてきた海外短期筋の一角が売りに回ったとみられる。
朝方の日経平均は上げ幅を一時270円あまりに拡大した。商社などのバリュー(割安)株の一角への買いが目立ち、その後も相場全体を下支えした。
株式市場での次の焦点は18~19日の日銀の金融政策決定会合に移る。富国生命保険の佐藤篤有価証券部長は「日米の金利差縮小が明確になるなか、為替の円高・ドル安が進めば日本株の重荷となる」と話す。一方で「為替の業績影響が相対的に小さい内需株や金利上昇が業績の追い風となりやすい銀行株を中心に、買いが優勢となる展開は続きそうだ」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。終値は31.78ポイント(0.94%)安の3357.24だった。朝方に一時、最高値を上回った。JPXプライム150指数は続落した。東証プライムの売買代金は概算で5兆3942億円、売買高は20億933万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1361。値上がりは207、横ばいは39だった。東エレクやTDK、ファストリが下げた。一方、アドテストや三井物、中外薬は上げた。