大口資金流入+高値保ち合いからのブレイクシナリオ〜撤退判断の考え方〜

ひげづら

今回の想定シナリオでお伝えしたいのは、危なそうならすぐ逃げるという判断についてです。

シナリオのポイントは以下の通りです。

  • 対象銘柄は業績見通しも良く、市場から注目されていた
  • 毎日、売買代金ランキングはトップで大口資金流入がありそう
  • 一方で値動きは荒いので早めの判断が求められる銘柄
  • 高値で保ち合い、ダブルボトムからじりじり高値更新に向かうと判断
  • そこで日足の25MA付近をシナリオのインポイントとして設定

これが対象銘柄のシナリオ設定時点の値動きです。

前日(右から2番目の長めの下ひげつき陰線)で25MA(緑線)に触って跳ね返されている点と、翌日の寄付き直後の動きを見てインするシナリオです。この段階では含み益を作れた状態で大引けを迎えています。

この段階では「大口資金流入がある銘柄で高値レンジ形成からブレイク」というトレードの見立てに沿っていそうですね。では次を見ていきます。

残念ながら陰線で再び25MAまで戻ってしまいました。ザラ場中の動きを見て、含み損になる前に撤退するシナリオです(微益撤退)。もし、しなかったら大きな含み損となる場面です。では次を見ていきます。

結果的に、早めに撤退したことで大きな損失を回避できました。ですが、また次を見ていきましょう。

そこからじりじりと上がり、結果的には当初の見立て通りにダブルボトム形成からの高値更新となりました。25MAで反発するか、一旦下がってから反発するかの違いだけで最終的な形状は同じ系統ですね。

これは非常に悔しい思いをするパターンではありますが、やはりトレードという観点ではその時の損失を回避できたのだから正解ということになります。逃げたことを反省する必要はありません。

ただし、再び上がってきたところで再度インしなかったのであれば、それは反省材料となります。特にギャップアップの大陽線を引く前日はダブルボトムがきれいに形成されていますし、地合い好転もありそうでしたからね。ここは絶好のエントリーポイントだったかもしれません。

このようにその時の値動きを切り取るトレードにおいては、早めに逃げて損失を回避することも有効でしょうし、結果的に悔しい結果となることもあります。

それでも、大きく負けないことが一番大事です。逃げ遅れることがよくあるという方は、勝つことよりも負けを小さくすることを意識してみましょう。