今回は具体的なシナリオをもとに、トレードの考え方を解説していきます。
大前提としてトレードは市場から注目されている(将来性があると考えられている)セクターで明確な資金流入が起こっていそうな銘柄を狙った方が良いです。
中長期的な銘柄であれば下げたところを買って時間をかけて戻りを狙うというやり方が良いのかもしれませんが、トレードの場合は大きな資金が入っているものを狙った方が効率がいいからです。
資金流入は売買代金ランキングを活用したり、Xなどで注目されているセクターを日々追っていくことが大事だと思います。
今回、例として挙げる銘柄はプライム売買代金ランキングのトップクラスに毎日並ぶような銘柄で、大口資金が入っていると考えられます。加えて、昨今注目されているテーマセクターに属していることも背景にあります。

上記のチャートは今回例として挙げる銘柄のエントリーを想定した時のものです。
エントリー時点のチャートで見るポイントは以下の通りです。
- そもそも注目テーマ関連で、ここまで安定して上がってきていた
- 25MA(緑線)に触るとすぐに跳ね返されて戻す値動きが続いていた
- 高値圏でダブルボトムのような保ち合い形状が出ていた
- エントリー日は高値で止まっている局面だった
- 信用売り残も増えていた時期で、買い残も重たくない需給状況だった
- 地合いとして、市場全体の不安定要因が落ち着くかどうかという局面だった
- 高値で入っているので、仮にすぐ高値突破できなそうなら迷いなく切る前提でいる
要は銘柄そのものの需要も大きく、需給も悪くなく、値動きに支えも見られていて、地合いも落ち着いているわけです。加えて、このタイミングでブレイクアウトを狙っているという点と地合いの不安定さは意識しています。

結果、このようにブレイクアウト成功で利益を得られるシナリオとなりました。ちょうどこの上髭の真ん中あたりが利確のタイミングと判断できます。
ここでは地合いが不安定な局面を想定しています。その場合、上げてもすぐに売られるということであり、指数など見てもその傾向は明らかです。なので早めに売るという判断になります。
本来、地合いが安定していれば良い流れなので、しばらくホールドして利益を伸ばす場面ではありますが仕方ないですね。ちなみに、高値更新するかどうかは寄り付きの位置や、前日安値を下抜けるかどうかなどを考えます。そもそも夜間の状況が悪いとか、前日安値を下抜ける動きはあまり強くないので。
では次を見ていきます。

黄色丸部分がさきほどの利確ポイントです。そのあと、また25MAまで落ちていることがわかります。でも、重要なのはそのあとです。大きく反発して、地合いの好転とともに一気に吹き上がりました。
先ほどのトレードは、結果として早すぎる利確となってしまったことになります。もちろん、そのまま持ち続けたことで含み益がなくなり、逆に含み損を抱えるといった可能性もあったわけで……この利確タイミングは結果論まで含めて考えてしまうと本当に難しいです。
今回のシナリオでは、冒頭で述べた銘柄自体の需要や資金流入、値動きの流れ、地合いなどを考慮するということを意識していただければ良いかと思います。
ちなみに、入るタイミングはザラ場中の5分足を見て考えます。朝の寄り付きに成行で入ってもいいですが、基本的に前場に一度安値を作ることが多いイメージはあるので指値は意識したいですね。
以前にお伝えしましたが、朝に売り買いの注文が集中する時間帯は10時くらいまでに一巡します。その中で安値を作って折り返したら買うといったイメージです。ただ、これは感覚的な要素もあるのでうまく伝えられないです。
ザラ場が見れない方は日足の中で節目を見つけてください。今回であれば、何度も反発している25MA付近で買いたいと思うはずです。
最近は相場が不安定なのでトレードも難しいですが、その中で上記のようなことを考えながら実践してみてください。もちろんリスク管理はお忘れなく。