2026.04.28

Each Day Data

ダウ-62 49167 ナス+50 24887 先物-40 60200 日経-619 59917 グロース+11 774

◇東証大引け 日経平均は3日ぶり反落 6万円割れ 日銀の早期利上げ観測で
28日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比619円90銭(1.02%)安の5万9917円46銭だった。日経平均は前日に終値として初めて6万円の大台に乗せた。これまで急ピッチでの株価上昇が続いていたとあって、けん引役だった人工知能(AI)・半導体関連株を中心に売りが優勢だった。日銀による早期利上げ観測が浮上したことも重荷だった。日経平均の下げ幅は一時800円を超えた。
日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めたが、反対票を投じて利上げを提案した審議委員が前回の1人から3人に増えた。あわせて公表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では消費者物価の見通しが想定より大きく上方修正され、今後の利上げに前向きな「タカ派」と受け止められた。日銀が早期に追加利上げに動くとの思惑が強まり、株式の相対的な割高感を意識した売りが出て日経平均は後場に下げ足を速めた。
日経平均への寄与度の大きいソフトバンクグループ(SBG)やアドバンテスト、東京エレクトロンの下げが目立った。3銘柄で日経平均を1000円あまり押し下げた。27日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は19営業日ぶりに反落。米半導体株安が波及しやすかったほか、アドテストが27日発表した今期の連結純利益見通しが市場予想を下回ったことも嫌気された。
中東情勢を巡る混乱は続いているものの、日経平均は4月に入って前日27日までに9400円あまり水準を切り上げてきた。AI・半導体関連株の中には割高な水準まで上昇した銘柄も多く、利益確定売りが出やすかった面もある。
フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッドは「決算シーズンは手厚い配当などが期待できるバリュー(割安)株のパフォーマンスがグロース(成長)株に比べて改善しやすい経験則がある」と指摘。そのうえで「売りの口実を探していた投資家にとっては、きょうの下げがAI・半導体をはじめとしたグロース株の格好の売り場になった」と話した。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は36.91ポイント(0.99%)高の3772.19だった。JPXプライム150指数も3日続伸し、0.64ポイント(0.04%)高の1581.62で終えた。東証プライムの売買代金は概算で9兆4819億円、売買高は26億7810万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は249。値上がりは1288、横ばいは34だった。日立や日東電が安い。ファナックやスクリン、フジクラが下落した。コマツや大和も売られた。一方、ファストリや中外薬が高い。キオクシアや鹿島が上昇した。日銀の早期利上げ観測が高まったことを受け、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が買われた